【第2弾 ラインナップ発表!!】アジアフォーカス・福岡国際映画祭2018
(第28回) Focus on Asia Fukuoka International Film Festival 2018

【フィリピン映画特集~聖なるカオスに魅せられて~】全5作品
※「水の中のほくろ」以外観客賞対象

フィリピン映画百年を記念する今年の特集は「聖なるカオスに魅せられて」と題して、国際交流基金アジアセンターと共催で今後のフィリピン映画を担う若手の傑作を紹介します。
世界中で注目されているシェリーン・セノ監督の「なあばす・とらんすれいしょん」は、繊細な感性を持って生まれたため、世界との関係を模索する少女を描いたアートフルな作品です。ジグ・ドゥライ監督の「バガヘ」は、フィリピン社会の抱えるリアルな問題を告発する社会派作品。ラヤ・マーティン監督の「影の内側」は、見事なサスペンスドラマとしてフィリピン社会の影をえぐりだした問題作です。シェロン・ダヨック監督の「嘆きの河の女たち」は、森に住む昔ながらの少数民族間の縄張り争いをめぐる終わりのない闘争を描きます。さらに福岡市総合図書館所蔵の35ミリフィルムをデジタル修復した、イシュマエル・ベルナール監督の70年代の傑作「水の中のほくろ」。上映に加えて、フォーラム、シンポジウム、マーケットなどを含め多彩なフィリピン映画の多様性と魅力を探っていただければと思います。
(映画祭ディレクター:梁木靖弘)

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【日本映画特集:~壊れものとしての家族~】5作品 
※全て観客賞対象外

すでに大家族が崩壊した今日の家族を壊れものとして凝視する作品に的を絞り、家族が崩壊するかしないかギリギリの状況で生きる人間たちを、映画というフレームで凝視する傑作を選びました。是枝監督の長編デビュー作「幻の光」は、私たちが見慣れた是枝タッチとは異なる、静かな緊張感につらぬかれたスタイリッシュな喪の儀式である。鬼才相米慎二監督の「お引越し」は、相米作品としてはそれほど知られていませんが、大変な傑作です。離婚する夫婦の間で揺れる少女(天才田畑智子のデビュー作)の輝き、さらに引退前の桜田淳子の名演も忘れがたいものがあります。名匠市川準の「トニー滝谷」は村上春樹原作の映画化ではもっとも成功した作品です。不思議な女性(宮沢りえの抜群の存在感)との出会いと別れが、壊れものとしての家族を象徴しています。北野武監督の「HANA-BI」はいうまでもなくヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞の傑作。監督自身が演じる刑事と病身の妻との間に交わされる細やかな情感、壊れもののような夫婦の哀切さは比類がありません。橋口亮輔監督の「ぐるりのこと。」は俳優を凝視して壮絶。壊れものとしての家族を壊さないために、ここまで追いつめて描いた作品はほかにないでしょう。どの作品も現代日本映画指折りの傑作です。日本映画の王道をご堪能いただきたいと思います。
(映画祭ディレクター:梁木靖弘)

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★次回は、オープニング上映作品ほか特別上映作品の情報などをお届けします。
*最新情報は http://www.focus-on-asia.com にて随時お知らせいたします。

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F.A.E.P.レポート/インタビュー

  1. 2020-1-6

    台湾バンド 宇宙人(CosmosPeople) in BARIYOKA ROCK 2019
    12月27日(金) Zepp Fukuoka F.A.E.P.レポート①

  2. 2020-9-3

    ”JO1 (ジェイオーワン)“ 川尻蓮 <F.A.E.P.単独インタビュー>① 
    2020年8月20日(木)

  3. 2020-11-10

    ”IZ(アイズ)“ <F.A.E.P.単独インタビュー>

F.A.E.P.動画

映画『サムジンカンパニー1995』予告編!7/9(金)全国順次ロードショー!

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